【ブルースギター講座】定番のバッキングパターン〜基礎編〜【TAB譜付き】

ギター講座
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この記事ではブルースギターのバッキングにフォーカスして、ギター初心者でも取り組みやすい基礎的な内容からやや発展的なテクニックまでお伝えします。

ブルースは、ロック・ジャズ・カントリーから現代のポップミュージックに至るまで幅広いジャンルのルーツやエッセンスと言える音楽です。

ブルースギターのフレーズやフィーリングは、どんなジャンルをやるにあたってもエレキギターを弾く上で避けて通れない重要な要素ですので、ブルースを学ぶことでギター演奏の土台を強化することに繋がります。

この記事で紹介しているTAB譜の実演は↓の動画からご確認いただけます。

ブルースバッキングを学ぶメリット

世の中色んな音楽ジャンルがありますが、バッキングにそのジャンルのエッセンスが詰め込まれていることが多いです。

ですので、ブルースフィーリングを身につけるにあたっても、まずはバッキングから始めるのがおすすめです。

バッキングがきちんとできると、何をやっても演奏の説得力がグッと増します。

↓のような一人で演奏するスタイルを目指す方にもバッキングテクニックは必須スキルです。

僕は人前で演奏するのは苦手なタイプでしたが、ソロとバッキングの両方を学ぶことで、一人だけでも臆せずにギターを弾けるようになりました。

ブルースの定番コード進行

まずはブルースに欠かせない基本のコード進行から紹介します。

今回は「Aのキーのブルース進行」で進めていきます。

使うコードは、A7、D7、E7の3つだけで、大体どんなブルースの曲も3つのコードで出来ていることが多いです。

コード進行を覚える際のポイント

やはり歌と共に感覚で覚えてしまうのがおすすめです。
鼻歌程度にメロディーを口ずさみながら、好きな曲に合わせてコードを弾いていると自然と進行は身につきます。
本格的に歌う必要はありませんので、あくまで感覚的にコード進行を覚えるための方法です。
ブルースの有名な曲については↓の記事を参考にしてください。

ブルースの色々なバッキングパターン

以下は、ブルースバッキングの定番パターンです。
どれもよく使う実践的なパターンだと思います。

パワーコード+6度

いわゆる「パワーコード」の形を基本に、薬指で5度や6度を交互に動かす定番のバッキングパターンです。

リズムは、「シャッフル」とよばれるリズムが基本となります。
「ツッツ タッツ、ツッツ タッツ…」という跳ねるようなリズムが特徴です。

小指(7度)を使った装飾

先ほどのフレーズに小指を加えると、よりブルージーな雰囲気に。

3度の音を加えるパターン

A7コードの3度(C#)を加えることで、よりコード感の明確なバッキングになります。

チョーキングを加えたパターン

チョーキングを加えると、ブルージーな雰囲気が生まれます。
過剰に使うとクドくなるので、スパイス的に使うのがコツ。

ターンアラウンドの弾き方

ブルース進行の最後の2小節(A7→E7)の部分を「ターンアラウンド」と呼びます。

ここには定型フレーズを入れることが多く、繰り返すか、終わらせるかによってコードも変わります。

今回は代表的な2種類のパターンをご紹介します。

上昇パターン

下降パターン

3弦2フレットの音を弾くときはチキンピッキングを使うと右手の弦移動が楽になります。

バッキング色々な”相槌”テクニック

バッキングはただ弾くのではなく、メロディを引き立てる“聞き手”の役割を担います。

会話において、「うんうん」「確かに」といった適度な相槌が必要なのと同じように、バッキングにおいても編成や雰囲気に応じて、適切に合いの手のようなフレーズを加えると演奏がより生き生きしてきます。

バンド編成は多人数での会話、デュオは二人の会話というイメージです。

バンドのバッキングで主張しすぎると全体のまとまりがなくなってしまいますが、デュオの場合はより積極的に絡んで行く方が話が盛り上がります。

以下の楽譜は、そういった相槌的なフレーズをまとめたものです。
ぎゅうぎゅうにフレーズを詰め込んでいるのでやり過ぎ感もがあるのですが、”おいしいフレーズ”の詰め合わせといった感じで取り組んでいただければと思います。

まとめ

ブルースのバッキングを学ぶことで、ロック、ジャズ、カントリーといった多くの音楽ジャンルに通じる“土台”を築くことができます。

次回は、より発展的なバッキングアプローチを紹介していく予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
↓ブルースギター講座の他の動画は以下の再生リストからご視聴いただけます。

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