【JAZZ】ジャジーなソロギターアレンジ方法

ギター講座
スポンサーリンク

ジャズの醍醐味といえばその即興性、他の楽器との即興的な掛け合いが魅力ですが、ソロでの演奏にも独自の魅力があります。
ジョー・パスやマーチン・テイラーは、一人で演奏する中で、メロディー、ハーモニー、リズムを巧みに織り交ぜ、まるでバンドで奏でているかのような豊かな音楽を生み出しています。
ソロ演奏は、他の楽器に頼ることなく音楽を自分の内側から深く追求できる場でもあります。

本記事ではジャズギターのソロアレンジに焦点を当て、その可能性と魅力を探っていきます。
ジャズギタリストのみならず、いわゆるフィンガースタイルのアコースティックギターを演奏する方にとっても、ジャズギター独自の捉え方や方法論を通じて今までにない新鮮なアイデアが見つかるかもしれません。
ソロ演奏ならではのジャズギターの表現を一緒に追求してみましょう。

コンピング

コンピングとは、メロディーの隙間に対して合いの手を入れるようなバッキングことをいいます。
これはジャズにおける特徴的な伴奏法です。
通常はコンピング伴奏者の役目ですが、ソロギターの場合はメロディーとコンピングの両方を一人二役で行うことになります。

ベースライン

伴奏にベースラインを加えたものです。
基本的に次のコードのルートに対して左側、右側、左右両方からアプローチするという形になることが多いです。

コードメロディー

メロディーの一つ一つの音を全て和音にしたアレンジです。
このような手法をコードメロディーといいます。

親指伴奏(基礎)

2つの音を同時に弾く必要があるので、フィンガーピッキングもしくはチキンピッキングで弾く必要があります。

親指伴奏(応用)

少し複雑な親指の伴奏例です。
メロディーが動いていないところでベースラインを動かすことで、メロディーとベースとの対比感が感じられ、音楽の面白みが生まれます。

カウンターポイントとクリシェ

メロディーの一つ一つの音に対してもう一つの音を重ねたアレンジです。
このようなサブ的なメロディーを作る手法をカウンターポイントといいます。

また、譜例の中の3連符の箇所は上の音は保持されて下の音だけ移動しています。
このようなアレンジをクリシェといいます。

終わりに

お読みいただきありがとうございました。

この記事では、ジャズギターのソロアレンジという点に的を絞って解説してきましたが、ジャンルを問わず一人で演奏できるスキルは重要です。
ギターはたった一人でも演奏が成り立つ貴重な楽器で、その特性を活かさない手はありません。
バカテクでなくてもシンプルなアプローチでも十分に魅力的な演奏が可能です。
弾き語りをされている方でも、イントロや間奏にソロ演奏を取り入れることでワンランク上感のある演奏ができると思います。
ぜひご自身のスタイルにソロ演奏の技術を取り入れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
↓以下の再生リストから、ジャズギターに関する色々なレッスン動画をご視聴いただけます。

タイトルとURLをコピーしました