ジャズというと、難しいスケールや和音を駆使して自由に弾くイメージを持たれがちです。もちろん実際にそういう部分もあるのですが、ただ最初の段階で本当に重要なのは「アドリブの上手さ」よりも、曲を覚えて通して弾けることです。テーマを弾いて、コード進行に沿ってソロを取って、最後まで崩れずに演奏できる、という状態に持っていくことが何よりの優先課題です。とりあえず何か1曲弾けるようになるとジャムセッションにも参加できるようになります。
そこで有効なのが、ロックやブルースと同様にペンタトニックスケールから入るアプローチです。使う音を絞ることで迷いが減り、止まらずに弾き切ることに集中できるようになります。もちろん、曲によってはペンタ一発で押し通すと苦しい場面も出てきますが、だからといって完全に外れてしまうわけではありません。限られた音の中で「どの音を選べばハマるか」を考えること自体が、耳とセンスを鍛えるトレーニングにもなります。
この記事では、そんな風にアドリブソロをペンタ一発で通すためにおすすめのジャズスタンダードを紹介していきます。

