【ギター奏法】ダブルストップの教科書 〜ペンタとコードで覚えるメロウなフレーズ作りの法則〜

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今回は、ロックやブルース、ネオソウルなどのジャンルで必須となる「ダブルストップ」という奏法について解説します。

単音弾きでもコード弾きでもないこの複音のテクニックをマスターすると、ギターの表現力が一気に本格的な感じに進化します。
↓の動画で解説した内容を元に、効率的な覚え方と使い方のコツをご紹介します。

ダブルストップとは?

ダブルストップ(Double Stop)とは、2つの音を同時に鳴らす奏法のことです。

ただし、今回フォーカスするのは特に「2つの音を押さえたまま、片方の音だけを動かす」というスタイルです。

この動きを加えることで、コードっぽいけれどメロディーっぽい(?)といった雰囲気が生まれます。

代表的なギタリスト

このテクニックは、以下のようなレジェンドたちが愛用してきた王道のテクニックです。

  • ジミ・ヘンドリックス (Jimi Hendrix)
  • スティーヴィー・レイ・ヴォーン (Stevie Ray Vaughan)
  • ジョン・メイヤー (John Mayer)

ロックだけどソウルっぽい感じの雰囲気を醸し出すためには必須のスキルと言えます。
ギターソロのアクセントとしても、歌のバッキングとしても万能に使えるのが魅力です。

ダブルストップの形を覚える2つのアプローチ

ギターのスケールやコードにフォーム(形)があるように、ダブルストップにも「形」があります。

闇雲に覚えるのではなく、以下の2つの視点を持って形を捉えると、指板の上で整理がつきやすくなります。

  1. ペンタトニックスケールの形から導き出す
  2. コードフォームの形から導き出す

次の項目で、それぞれのやり方を詳しく見ていきましょう。

① ペンタの形から導く方法

ペンタトニックスケールはロックギターの基本であるスケールです。
ペンタの形の中に、ダブルストップが隠されています。

↑の記事でも解説したペンタトニックのブロック分け(「2+3の形」と「3+2の形」)を活用します。

2+3のダブルストップ

まずは、Aマイナーペンタ(=Cメジャーペンタ)の『2+3』の形を使います。
↓下図の2つ+3つの音が並んだ形です。

これを使ってダブルストップを弾くと、以下↓のような感じになります。

基本的には隣り合う2音を同時に押さえて、上の弦の音をハンマリングするという動作になっています。
ただし、斜めになっている箇所や、例外的に追加される箇所(赤丸)がありますので、それらが要注意ポイントです。

3+2のダブルストップ

次に、『3+2』の形を見ていきましょう。
↓下図の3つ+2つの音が並んだ形です。

これを使ってダブルストップを弾くと、以下↓のような感じになります。

「2+3」のときよりも例外的な動きが多いのですが、こちらも基本的には隣り合う弦を使ってフレーズを作ります。

メジャーとマイナーの使い分けについて

Aマイナーペンタの形は、Cメジャーペンタと同じ音使いです。
ですので、AマイナーキーでもCメジャーキーでも同じダブルストップフレーズを使うことができます。

② コードフォームから導く方法

ギターソロならペンタトニックの発想で良いですが、バッキングで使う場合も考えると、コードフォームからダブルストップを導き出せるようにしておくと便利です。

下のTAB譜は、C Am Dm G、それぞれのコードフォームから導き出されるダブルストップです。

以下、詳しく解説していきます。
まずは1行目のCとAm7です。


Cコード : Cコードの構成音の一部を使ってダブルストップを弾いています。
下図のように、コードフォームを分解するようなイメージです。

Am7コード : Am7の5フレット横一列に並んだ箇所を弾いたあと、7フレットの4弦ルートの形に移ります。


Dm7コード:Dマイナーペンタの音使いでダブルストップを弾いています。

Gコード:Gメジャーペンタの音使いでダブルストップを弾いています。
少し複雑な形なのですが、6弦ルートのGの形から、G/Bの形に移り、最後に「Cシェイプ」の5弦ルートのGの形に到達します。


弾いている音自体は結局ペンタトニックと同じなのですが、「今、このコードのこの部分を弾いている」という意識を持つことで、コード進行に寄り添ったプレイが可能になります。

キーで弾くか?コードで弾くか?

これまで解説したように、ダブルストップを弾くには「ペンタ」と「コードフォーム」の2通りの捉え方があり、捉え方によって実際に弾くときのアプローチも以下のように変わります。

  1. 曲のキー(Key)一発で押し通す
    (例:Key=Cなら、バックのコードが変わってもCメジャーペンタのダブルストップで弾き切る)
  2. コードチェンジに合わせてスケールを変える
    (例:Cの時はCのダブルストップ、Dmの時はDmのダブルストップを使う)

どちらが正解かは場合によって変わります。
ペンタ一発で通しすぎてもコードによっては音が外れて不協和になるときがありますし、逆に一つ一つのコードに忠実すぎてもメロディーとしての横の流れがチグハグな感じになったりもしますので、その時々のセンスや雰囲気で使い分けてみてください。

まとめ

今回は、ペンタトニックとコードフォーム、2つの視点からダブルストップを攻略する方法をご紹介しました。

この両方をマスターると、指板の理解が深まり、ソロやバッキングのフレーズの引き出しが増えます。
ぜひ日々の練習に取り入れて、プロギタリストのような表現力を手に入れてください。

詳しい指の動きや実際のフレーズの雰囲気については、ぜひ動画本編でチェックしてみてください。

また、↓の動画ではダブルストップを使った具体的なフレーズについても解説しています。

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